★前回のあらずじ
非モテ仲間だったはずの竹内が、多くの女性と遊びはじめたことを知ったMAX。恋活アプリで女性と出会えることを知り、身バレにビビりながらもペアーズに登録したのであった。
さっそくいいね!のお返しが!?どんな人かをじっくりチェック
いいね!を送って2時間ぐらい経っただろうか。普段は鳴らないスマホが静かに震え出した。
どうやら誰かがいいね!を送ってきてくれたようだ。ペアーズではこちらのいいね!に返信を貰えた時だけではなく、相手から貰ったいいね!に返信した時もマッチング成立となる。
MAX「スマホの通知で出てくれる便利だな~」
そんなことを思いながらさっそくペアーズを開くと、「女性の顔写真」「年齢」「住まい」「参加コミュニティ」などが記載されているページがパッと開いた。どうやら一発でどんな相手かをチェックできるようになっているようだ。
MAX「う~ん、ちょっと違うかなぁ…」
いいね!をくれた女性は25歳の福岡住み。参加コミュニティを見ると「旅行好き」となかなか趣味も合いそうだった。
しかし、いいね!は返さなかった。
見た目が完全に好みではなかったのである。スタンプで所々隠してはいるが、おそらく太っていた。個人的な好みではあるが、私は太った女性が苦手だったので、少し心を痛めながらスキップボタンを押した。
次に表示された女性も太っていた。こちらはスタンプで隠そうとしていない分少し好感を持てたが、それでもやはりムリなものはムリ。そっとスキップボタンを押し、次のプロフィールを開いた。
3人目の女性は顔写真を設定していなかった。
MAX「最低限の情報しか書いていないな。
自己紹介文もないし怪しいぞ。」
正直パッと見た瞬間サクラのような気がした。しかし、はじめたばかりとはいえ好みではないタイプの女性からしかいいね!を貰えていないことが「この先も好みの女性からいいね!を貰えないのでは?」という不安感を煽り、スキップボタンを押すことをためらわせた。
MAX「いや、もしかしたら単純に設定するのがめんどくさいだけかもしれないし。
とりあえず会話で判断すればいいし。」
『サクラの可能性』と『始めたばかりで入力が終わっていない可能性』を50%50%と考え、私はその女性にありがとう!を送った。
4人目の女性は33歳、見た目は普通だった。私は2~3年ぐらい付き合って結婚することが理想だったので、年齢的に合わないと思いスキップボタンを押した。
マッチングで成立した女性と初メッセージ交換…の前に有料会員への登録
こちらからいいね!を送った相手からはまだありがとう!が返ってきていない。しかし、さきほどマッチングした1人の女性からメッセージが送られてきた。
期待と不安を胸にメッセージ画面を開いた。

MAX「モザイクかかってるじゃん!」
無料会員は最初の1通だけしかメッセージを送れないことは知っていた。「1通目でLINEを交換すればいいんじゃ?」と思われるかもしれないが、画像を見ても分かるように、LINEアカウントをはじめとした個人情報は送れない仕組みになっているようだ。
わざわざこんなところで無料にこだわってルールを破るのはアホらしい。私は『無料にこだわるのは学生の特権』という持論があるので、稼ぎのある社会人として有料会員へ移行することにした。

ペアーズは有料会員の期間ごとに料金が分かれていた。1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月で用意されており「6ヶ月プランが人気!」と記載されていたが、そこまで長く利用するつもりがなかったので、3ヶ月プランを選んだ。
メッセージ交換を開始。しかし、様子が…
メッセージをくれた女性はNという名前だった。ペアーズでは本名を登録していない人がほとんどであり、最初に設定されたイニシャルをそのまま使っている人も多い。
N「初めまして!
お返事ありがとうございます( *´艸`)
MAXさんはこういったアプリは初めてなんですか?」
彼女から初めてのメッセージはこんな感じだった。初めてのやり取りとしては普通(だと思う)な感じだったし、特別悪い印象を受けなかったので「おっ、これはアタリの方か?w」なんてことも考えた。
MAX「初めまして!
そうなんですよ~、今日始めたばかりでちょっと緊張しています汗」
あまりガッツキ過ぎても引かれてしまうと思い、当たり障りのない文章で返信をした。
N「そうなんですね!
私もまだ初めてばかりなので緊張しています笑
てか、ここ使いづらくないですか!?
私のラインID、●●●●っていうんですけどよかったらそっちでお話しませんか?((+_+))」
ダウト
完全に業者である。「○研ゼミで見たことあるやつだ!」並に既視感のある定形文が送られてきて、正直笑ってしまった。
すでに恋活アプリについていろいろと調べている方はご存知かと思うが、サクラはすぐにラインや別サイトへ誘導してこようとしてくるらしい。
別サイトへの誘導は、おそらくアダルトサイトのように「登録ありがとうございます!○○日までに登録料○○円をお支払いください」という警告が出るものだろうと予想できるし、ラインへの移行も結局はライン上で別サイトへ誘導されるものだろうと考えられる。
さすがにこのトラップに引っかかるほどバカではないので、やんわりとお断りの返事を送った。
MAX「すみません汗
まだNさんのことはあまり知らないので、もう少しメッセージ交換をしてからでいいですか?」
もちろん返事はこなかった。
後日談ではあるが、このアカウントは3日後に『退会』となっていたので、やはり私の見る目は間違っていなかったようだ。おそらく他の方も引っかからなかったので、諦めて退会したのだろう。
男性の場合サクラにビビる人はほとんどいないと思うが、このようにあからさまに怪しい文章(自分にとって美味しい展開)がやってきたら、まず警戒しておけば引っかかることはないので、安心してペアーズを利用していいだろう。
初めてのメッセージ交換が業者という不吉なスタートになってしまったが、いいね!を送った可愛い子からの返事はまだ来ていない。
MAX「まだ20時だから返信がこないのは当たり前だろう。」
そう自分を納得させながら、静かに返信が来るのを待ち続けた…
【第2話】ビビりながらペアーズに登録【登録方法を写真付きで流れを公開】 ← 前回 | 次回 → 【第4話】恋活アプリ難すぎ!?男は黙っていいね!を押せ。
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